出演:川島海荷ほか 映画「携帯彼氏」公式サイト

イントロダクション 映画化の経緯など

07年『恋空』、08年『赤い糸』、そして2009年、女子中高生達に口コミで広がり、180万読者が震撼したケータイ小説が待望の映画化。今年最も注目を集める新人女優・川島海荷が映画初主演!

原作は、女子中高生を中心に圧倒的支持を受けた「携帯彼氏」。「怖いケータイ小説がある」と口コミで広がり、累計180万読者を記録した。社会現象となった「恋空」「赤い糸」を生んだ魔法のiらんどで、2007iらんどケータイ小説アワード「ジャンル賞」並び「Hana*chu→賞」をダブル受賞。2008年2月には主婦の友社より書籍化、今年は映画化に合わせてコミカライズも決定しており、読者の強い要望により続編「携帯彼女」が連載されるほどの人気作だ。

人気恋愛シミュレーションゲーム「携帯彼氏(ケーカレ)」をダウンロードした人が次々と怪死していく。その謎に迫る女子高生、里美にも死の恐怖がふりかかり……。謎のメールを残して自殺した友人の真相を探る謎解きを軸とした、ケータイ小説としては異色のサスペンスとこのジャンルでは定番の“純愛”の要素が複雑に絡み合う、新しいタイプの純愛サスペンス。“携帯彼氏”をダウンロードしただけで訪れる死の恐怖。
謎に翻弄されながらも、一歩一歩真相に近づいていく主人公の命がけの推理劇を、疾走感あふれる映像とストーリー展開で実写化。ドキドキハラハラのジェットコースタームービーとして完成した。

スタッフ、キャストともにフレッシュな逸材が集結! 主人公の里美を演じるのは、2009年最も熱い注目を集めている新人女優、川島海荷。『Life 天国で君に逢えたら』で映画初出演を果たし、TVドラマ「ブラッディ・マンデイ」「アイシテル〜海容〜」での好演も記憶に新しい彼女にとって、本作は満を持しての映画初出演作となる。「もともと原作のファン」という彼女が、初のサスペンス映画に挑戦しているのも話題だ。親友の由香役・朝倉あきは、「第6回東宝シンデレラ」オーディションファイナリストで、TVドラマ「ゴッドハンド輝」などで活躍中。来年1月よりNHKにて放送されるドラマ「とめはねっ! 〜鈴里高校書道部〜」で主演を務めることが決定している。里美の相手役、直人にTVドラマ「ごくせん」第3シリーズでブレイクし、日韓合作超大作映画『彼岸島』の主演も決定している注目の実力派俳優、石黒英雄。その他、小木茂光、星野真里、大西結花らが脇を固める。
監督は、大学院で北野武、黒沢清監督に師事し、本作が劇場長編映画のデビューとなる船曳真珠。「一番エンターテイメント性の高い監督。化ける作品を作りたいなら彼女」という黒沢監督の推薦を得て今回抜擢された。脚本は、10代に高い支持を得て大ヒットした『リアル鬼ごっこ』監督・脚本の柴田一成。

プロダクションノート

☆爆発的ヒットの携帯小説から映画化へ

ケータイ小説総合サイト「魔法のiらんど」の中で、『恋空』、『赤い糸』に続き異例のアクセスを集める作品があった。『携帯彼氏』という作品だ。しかも、ケータイ小説=恋愛という従来の常識の中、異色のホラー&サスペンスジャンルだという。直ぐに読者から映像化を熱望する声があがり、映画化が決まった。監督に抜擢されたのは、20代の、船曳真珠。東京大学在学中の頃から映画の自主制作をはじめ、制作した作品が映画祭で大賞をとるなど、少しずつ才能の片鱗を見せていた新鋭だ。
映画化に当たり、船曳監督が当初から言っていたのは、従来のJホラー映画っぽくはしたくない、アメリカのジェットコースターホラームービーのような息をつかさぬ展開でドキドキ・ハラハラさせ続けるノンストップ映画にしたいということ。ジャパニーズ・ホラーからの脱却という意味でも、若手女性監督がメガホンを取ることには意味があった。従来女性があまり観賞を得意としない、それも若ければ若いほど敬遠するジャンル。それをティーンの女の子に見てもらおうとするためには、今までない演出に挑む必要があった。ハリウッド映画が大好き、という船曳監督らしく、とにかくカットを割りたいと言っていた。1つのフレームの作り方でぞくっとさせるJホラーと違い、『携帯彼氏』は出来事の連鎖で見せていく映画であるため、沢山のカットをテンポよく重ねることで、人が追い詰められていく様子を表現する必要があった。監督は、怖い出来事に出会ったひとたちのドラマであることを意識したという。

☆日本映画では珍しいオールアフレコ

カットを多く撮るためには、それ相応の時間が要する。実現するため、現場でセリフを録音しないことにし、全シーンでアフレコといって、撮影後にスタジオでセリフを録音する手法に切り替えた。そうすることにより、現場で音声にかかる時間を短縮し、より多くのカットを撮る事が出来る。また、スタジオで録音するため、クリアな音質で録音でき、セリフが聞き取り易くなる。このオールアフレコは、ハリウッド映画では一般的な手法で、日本ではあまり馴染みがないため、ひとつの賭けではあった。現に、初めての試みに監督は不安だったというが、結果うまくいった。

☆現場では、女子パワーが炸裂?

『携帯彼氏』のスタッフにはとにかく女性が多かった。監督、撮影部、美術部、メイク、スタイリスト、助監督などなど。特に、撮影部と美術部の女性率は非常に高かった。監督の狙いとしても、美術は女の子らしい可愛さにこだわりたかったという。10代女子にとってリアルな生活空間を作り、その中で不穏な出来事が起こっていくことで、日常の中にある恐怖として共感してもらいたかった。携帯ストラップは、登場人物の個性にあわせて小道具さんに手作りで作ってもらった。ファッションは全て、ローティーン誌「Hana*chu→」編集部に監修してもらうことに。事前打ち合せでは、役柄、キャストの個性、流行を意識しながら、以下写真のように、一人一人、一着一着、綿密にコーディネイトが考えられていった。
このように、徹底的に女の子らしさを出す演出にはこだわった。

☆物語のキーを握る謎の“携帯彼氏”たち

この映画の鍵を握るのはタイトルにもなっている携帯彼氏たち。千葉市での撮影に携帯彼氏たち全員が集められた。彼らが携帯彼氏たるゆえんとなるシーンの撮影。『ダークナイト』のジョーカー、『時計じかけのオレンジ』のアレックスのような狂気にぶっ飛んだ演技でと監督の注文を受けたのは、マサトシ役の落合扶樹。「そんなことを言われてもプレッシャーですよ」と謙遜してみせた落合は、いざ本番になると、底を見せない狂気のキャラを見事に演じきっていた。その他、携帯彼氏たちの不気味な演技にも要注目だ。

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